ちょっと感情的

悪名高いオオクチバスブルーギルカミツキガメ・アライグマ等々の特定外来生物から
生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を防止するために・・
ってことで外来生物法が施行されました。

その直前に
“「施行されないうちに〜」って、駆け込みでカミツキガメを川や池に放したり
 ペットショップに引き取ってもらったりする人が多い”
って記事がありました。

既に飼育しているカメについては、ちゃんと申請してマイクロチップを埋めてやれば
変わらず飼い続ける事ができるにも関わらず
その手間やお金を惜しんで「捨てちゃえ」って・・
『川なんかで結構簡単に増えるようだし、子供の手でも噛んだら大変な事になるから』
って、法律になったのに野良カメを増やすなんて、ただの馬鹿。

そして『ペットショップに引き取り』だぁ?
じゃあその引き取ってもらったカメの、その後はどうなるんでしょ?
施行後はモチロン売買なんてできないし、お店だって絶対売れない物に
いつまでもタダ飯やって飼育するとは思えないし。
・・・処分する事になるでしょうね、当然・・・

処分って言葉を使うと誤魔化されるけど、要するに殺すってことでしょう。

一度は可愛がったペットを、手を離したら確実に死ぬ事が決まっているけれど
面倒は嫌だから手を離すって、事よね。

ここまで思いが至ったら、白猫コロちゃんを拾った時の怒りが再び。

鳴き声も出ないほど衰弱した、両目の塞がったコロを見た時、
生まれて間もない子猫を捨てる奴は
「自分で直接殺すのはイヤだけど、見えないところで勝手に死んでくれれば
 手間が省けてラッキー♪」
なんて、そんな考え方をする奴なんだろうなあ・・って思ったのでした。

手に余るならば、きちんと自分で保健所に行って
自分の行動によってどんなことが起きるのか、自分は何をするのか、見つめるべきだ。
なんの覚悟もなく「運がよければ誰かが拾うだろ」なんて捨てるのは卑怯だ。

カメをペットショップに「悪いねぇ」なんてヘラヘラと持ってかないで
唯一の保護者である自分が手を離した『有害外来生物』がどういう扱いを受けるのか
目をそむけないできちんと見るのが、それが一度は同じ屋根の下で暮らした生き物への
礼儀って物だろう。
せめて花の一輪でも手向けてやりなさい!!